前回の記事(<勉強をする理由>なぜ勉強が嫌になるのか」)でもお話ししましたが、
勉強が嫌なのは、それを「やる意味がわからないから」そして、それの「やり方がわからないから」です。
そうであれば逆に、「勉強する意味」から考えてみてはどうでしょうか。
多くの生徒さんは、担当になった家庭教師の先生に「勉強する意味って何?」という疑問を投げかけています。
そういった経験から、生徒さんに勉強を好きになってもらうためのアドバイスを書いていきたいと思います。
勉強を好きになるためには「理由」を作る
「将来の○○になりたいから勉強する」、「○○という知識を身に付けたいから勉強する」など
勉強するのに理由をつけてあげれば、勉強もとっつきやすくなってきます。
ただ「正直、まだ将来のこととかわからない」
「自分が何になりたいか考えたことない」、という人も多いと思います。
どんな仕事があるのかが見えにくくなった現代において、この悩みは当然のことです。
なので、勉強する理由としては、上記のようなきちんとした理由ではなく、
「家族に怒られないため」
「みんなにちやほやされるため」
「先生にほめられるため」
正直何でもいいです。
大事なことは勉強に「理由を持つこと」です。
多くの家庭教師の先生は、この「理由付け」を重視して学習指導するよう心がけているでしょう。
家庭教師が教える、勉強を好きになるためのポイント!
その理由づけのためには、ご褒美を与えてあげることも一つの手段です。
メリットがないことに人は行動を起こしません。
ですが自分へのメリットがあると、行動を起こす理由が発生します。
勉強のきっかけが自身内部から出てくるものであれば申し分ないですが、
外部からもそのきっかけを与えてあげることも時には重要になってきます。
何度も言いますが必要なのは「勉強する意味」そしてその「きっかけ」を作ることです。
発端はなんだって構いません。人それぞれなのですから。
○○という理由が一番偉い!なんて決まりはないわけです。
そして、そのようにして生み出した小さなきっかけから勉強を継続していくためにも、次々と理由を生み出してください。
「前のテストよりいい点を取るため」
「嫌いなあいつが自分よりもいい点とってたのが悔しかったから」「これ以上成績が悪くなると部活の試合に出してもらえないから」
新たな理由、どんな些細な理由でもいいので見つけてみてください。
そうすることで、次第に大きな理由が見えてきます。
小中学校の理由付けで受験の練習に
人の考えは時間とともに変化していきます。
時間が変わると立場も変化していきます。
初めは見えていなかった「勉強する意味」が次第に見えてくるようになってきます。
一番身近で大きな意味・理由は「受験」でしょうか。
誰でも一度は通る道です。
誰でも一度は考える「理由」です。
それが近づいてきます。
今まで小さく身を潜めていた「勉強する理由」がここにきて大きく顕在化してきます。
この「理由」が目の前に現れた時に、おののいて立ち竦まないためには
今まで積み重ねてきた小さな「理由」が必要になってきます。